アンプルールとビーグレンを比較してみた!

暑さ寒さも彼岸まで。今年の夏の残暑もそろそろ終わりだな・・・と、ここのところの涼しすぎる気候にホッとしていたら、ニュースによると今年は「暑さは彼岸から再び」なんだとか。ひとたび涼しさを味わった体にはしんどいに違いない。

今年の夏、私は例年よりどうも紫外線を多く浴びたようだ。夏の外出時には必ず日傘をさすのに、今年はしょっちゅう忘れて、さすことが少なかったせいだろうか、髪がひどく傷んでしまった。そのことに気づいたのは先月も終わりになってからである。
今思い返してみると、ヘンだったのはもっと前からだった。髪を洗うとキシキシとして指通りが悪く、「あれ、間違えてボディソープで洗っちゃったわ」と思った日があった。きっとそうだ、と思ってその日はボトルを確認することもなかったが、また次にシャンプーをするとやっぱりキシキシする。「あれ、また間違えてボディソープで洗っちゃった!?」と思ったが、今度はボトルを確認してみると”シャンプー”とある。我が家はオリジナルの詰め替え容器に移して使っているので、「おかしいなあ、今までそんなこと感じなかったけど、中身入れ間違えたのかしら・・・」と、シャンプーの容器にボディソープを入れてしまったのかと、一瞬疑った。
ヘアトリートメントをして、洗い落としすぎた油分を補給してしのいだが、そんなことが数回繰り返されても髪が傷んでいるとはなぜか思わず、美容院でシャンプーしてもらった時になって、はたと気付いた。高級シャンプーで洗ってもらった直後なのに、美容師さんが櫛をあてると髪が時々引っかかるのである。
いつも物静かな美容師さんに「髪、結構傷んでますよね?」とこちらから聞いてみると「そう・・・ですね、夏の紫外線は肌よりずっと髪が受けますから」とのこと。髪がバッサバサになっていたのは、使ってもいないボディソープのせいではなく紫外線のせいだったとわかったとき、まず思ったのは「あーやっちゃった!」だった。私は思い込むと、他の可能性を考えないところがある。一瞬考えはするのだが、頭のどこかで無意識のうちに却下してしまうのだ。その瞬間、どこの誰が私の頭の中で遠隔操作をして線路の分岐器のポイントを切り替えたのか、と自分でも不思議でならない。もう、自分以外の何者かが加担しているとしか思えないほどだ。ボディソープではなくシャンプーだった、と容器を見てわかったのに、それでも中身が間違っているのかも・・・などと考えるなんて重症・・・。

私はこれほどまで髪をバサバサにしてしまった経験はない。コシがあり、しっかりした髪質だとお褒めの言葉を長年頂いてきた強靭な髪なので、リンスもトリートメントも特に必要ない生活を続けさせてもらって来た。しかし、最近髪がややヘタってきたような気がしてはいた。どことなくコシなく、分け目が目立つような・・・。歳をとって少しずつ髪も変わって来ていることを示すサインがちらほらあったし、自覚もしていたのに、どんなに乱暴に扱っても傷まなかった頃とおなじ感覚でこの夏過ごしたのだから当たり前か・・・。
しかし、髪は紫外線を浴びすぎてバサバサになっても、比較的簡単に健康な髪に戻すことはできるが、肌はそうはいかない。長年肌の奥の奥にため込んできたメラニンが表面に現れて初めて「うわっ、シミ!!」と気づくのかと思うと、美白をおろそかにしてきた最近のスキンケアを振り返り「こりや、えらいこった!」と急に焦りだした。

私は若い頃から美白化粧水や美白乳液と美白シリーズばかり使ってきている。しかし、ここ一年ほどは乾燥の方が気になりだして、値段が高いものをケチって使うよりも、安いものを惜しみなくジャブジャブ使う方が肌の水分量が戻ってくるような気がして美白シリーズをやめていた。しかし突然シミが自分の身の上の事としてふりかかってきそうな危機感から、今一番評判の高い美白化粧品をネットで探した。

まずはb.glen というドクターケラーが特許開発したブランドがヒット。肌の悩みに合わせたトライアルがあったが、私はホワイトケアトライアルを取り寄せた。”必要な成分を悩める肌に届けるサイエンスコスメ”といううたい文句で、アメリカビバリーヒルズ発のバイオコスメとして大人気だという。どろ洗顔フォーム、ホワイトローション、美容液、ナイトクリーム、モイスチャーリッチクリームの試供品5点が入っており、お値段は1620円(税抜)だ。
早速、試してみた。洗顔フォームは汚れだけを落とすとのことで、洗い上がった後の肌はややもったりしている。私のようにスッキリさっぱりしたい人には不向きだろう。
ホワイトローションはさっぱりしているがコクがあった。匂いはやや薬品っぽいが嫌な感じではない。ビーグレン独自の浸透テクノロジーで角質の奥まで浸透するビタミンCによってホワイトニング、ブライトニング効果が高いらしい。主成分はビタミンCやホメオシールド、ハイビスカス花発酵液、コラーゲン、ヒアルロン酸とある。使用感は結構いいかな。

美容液はさらりとしたセメダインのような感触と匂いで、少しの分量でよくのび、最初はしっとりべったりとするが、しばらくするとべたつきは消えてサラサラになっていく。ビタミンCが全て肌に浸透していったという感触が味わえていい。アスコルビン酸が主成分だ。

ナイトクリームはさっぱりとした感触で、少量でもよくのびる。「紫外線のダメージを消して澄み切った肌へ導く」とあり、ビタミンCが高濃度で配合されているらしい。夜眠っている間にダメージを消してくれるなんて最高だよね。主成分はハイドロキシン、βホワイト、ハイビスカス花発酵液、ゲンチアナ根エキスとある。

最後のモイスチャーリッチクリームはエイジングケアクリームである。肌の奥までじっくりしみわたる高保湿だとか。確かにややこっくりとした使用感だ。「緩んだ頬にハリと弾力をもたらす」という説明は今の私には魅力的な響き。主成分はポリアミン、アップレビディ、ラミリン、アクアエクストリーム、ハイビスカス花発酵液である。

サイエンスコスメという名前からも、外用薬みたいな匂いからも、化粧品というイメージよりは治療薬みたいで、症状に対しダイレクトに改善できそうな期待が高まる。ビーグレンの凄い所は、商品を購入してから365日、返品・返金の保証があるということだ。肌に合わない場合を考えてとのことだが、期待したものと違ったら365日の返金に応じるというのは、大変な自信あってのことだろう。

次に取り寄せてみたトライアルはアンプルールという日本発のブランドである。医療機関90年以上昔から美白効果が知られているハイドロキシンを安定的に発揮させる研究が生んだ化粧品で、アルブチンやビタミンC、コウジ酸といった美白成分の約100倍の美白効果があるんだとか。クレンジングミルクと洗顔料、ローション、薬用美白美容液、スポット集中美容液、美容乳液ゲルの試供品6点が入っており、お値段は1890円(税込)だ。

まずは洗顔だ。メイク落としや毛穴の奥の汚れ、ざらつきを落してツルツルにするのがクレンジングミルクで、洗いながらトリートメントを行うのが洗顔料との説明にびっくり。初めて知ったよ・・・。ということは、クレンジングミルクを使ってから洗顔料を使うのがいいってこと?私はやはり美容に疎い。

ローションはとろみがあるが、肌に塗るとすぐに浸透し、サラサラに変わるところがとてもいい。ビーグレンとは違って控えめな香りがする。化粧品の香りというより、鼻を近づければ微かに感じる花の香り程度のものだ。主成分は新安定型ハイドロキシン、AOカプセル、フェルラ酸、トリプルセラミド、浸透型コラーゲン、プラセンタエキス、ワルテリアインディカ葉エキスである。詳しくない私でもよく知っている美容成分が多い。なんかキレイになりそう!

薬用美白美容液はハイドロキシン誘導体の働きでメラニンの生成を抑制しシミを作らせず、アルブチンや二種類のビタミンC誘導体やセラミドで、出来たシミも薄くしていくと魅力的だ。全面用の美白美容液とあるように、少量でも非常に伸びがいい。主成分はハイドロキシン誘導体、フォトニール、ビタミンC誘導体、今年2016年のモンドセレクション金賞だそうだ。納得!

スポット集中美容液はその名の通り気になる部分を集中的に美白するもので、洗顔後のまっさらな肌に塗って、できてしまったメラニンに夜中休みなく集中アタックするらしく、全顔の使用は避けること、新安定型ハイドロキシンが高濃度に配合されているので夜のみに使用してほしい、と但し書きがある。どんなけ凄いんだ?こりゃ試すしかないでしょ。

美容乳液ゲルは非常に柔らかなゲル状クリームで、顔全体に伸ばしてもすぐに浸透して保湿されるのにべたつきがなく、とても気持ちがいい。私はどうもべたつくのが大の苦手で、夏などはできることなら乳液だけでも勘弁してほしいというタイプなのだが、これなら大歓迎だ。主成分はハイドロキシン誘導体、シアバター、スクワラン、アップルセスエキス、スーパーフルーツ7、セラミドカプセル型ヒアルロン酸、美肌カクテル(ビタミンC、A, B6, E, α-リボ酸、プラセンタエキス、コエンザイムQ10)、リッチモイストヴェール、セサリフトと大変多い。美容液の宝庫のようだ。

アンプルールはドクターコスメ、ビーグレンはサイエンスコスメとそれぞれ述べているが、その違いはあまり私にはわからない。しかし、アンプルールは化粧品らしさが容器のデザインにも微かな香りにも感じられるのに対して、ビーグレンはその辺りは省かれている。容器もビーグレンは非常にシンプルで、サイエンスというだけあってにおいまで治療薬のようである。男性目線で作ったコスメと女性目線で作ったコスメという印象が強く、比較すると面白い。
ネットによるとアンプルールが人気ナンバー1、ビーグレンがナンバー2を取っているようで、その訳もその辺にあるのかもしれない。女性は化粧品を選ぶとき、第一に効果を期待するが、鏡台や洗面台に並べた時の美しさも重要視しているように思う。美しいボトル、繊細な文字、輝きのある色、そんなところから美への自己暗示がかかり、モチベーションもあがるのだ。

私はたまたまビーグレンを先に試し、その後アンプルールを試したが、効果の違いはわからないけれど、個人的にはアンプルールの使用感に大満足である。
しかし、実はもう一つ気になる商品がある。オールインワンという手軽さとお値段のお手頃さが魅力的なメビウス製薬の「シミウス」だ。こちらはまだ試していないのだが、一カ月ごとに送られる定期便のお値段3795円が試せるようである。この値段とお手軽さのわりに美白効果の評判は上々のようで、現実主義で考えるとコスパの高いものはやはり有り難い。高価なアンプルールやビーグレンに効果が出るのは当たり前っていっちゃあ当たり前で、シミウスのお値段で効果ありとなれば、まずはそっちからお試しが良いかも・・・と思っているところである。美への自己暗示もモチベーションも、懐具合で現実に引き戻されちゃうのは主婦だよね。
アンプルールを頼むならカンパを頼むよ、我が家の男たち! シミウスにしてって言うならアンプルールにしちゃうからね。

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