「スーパーフード」という言葉が聞かれるようになってどのくらい経つのだろう。ご利益のありそうな、まさにスーパーな食べ物で、希少価値の高そうなイメージだが、実際は日常の中で簡単に手に入る栄養価の高い食品がほとんどであるらしい。例えばブロッコリーやスプラウト、トマトやアボカド、海草やフルーツなどいった本当にごくごく普通に食卓にのぼる食品がそれにあたり、私たちは毎日スーパーフードを摂取しているということになるようだ。
そんな中でちょっと珍しい食材を探してきては栄養成分を研究し、スーパーフードの仲間入りを果たすと、一気にスポットライトを浴びてニューヨークを抜け出し地球を駆け巡る。アサイーやチアシード、キヌアなどが最近の代表例だ。
私も抗酸化作用とダイエット効果のあるものだと聞いて南米フルーツのアサイーに飛びついたり、おしゃれなカフェで食べた中南米の穀物キヌアを白米と一緒に炊いて食べたりもした。しかし飽きっぽいのか長続きせず、自然消滅したり口に合わず却下となったり・・・。やはり自国に馴染みのない食品が生活の中に深く浸透していくことの難しさを感じる。
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そして、今度は去年あたりからゴジベリーが流行りだした。最初、ゴジベリーと聞いて甘酸っぱいベリー類を想像し、「そんな名前のベリーもあったのか・・・」と思ったが、枸杞(クコ)の実のことだとわかって驚いた。枸杞の実は韓国の薬膳料理やお粥などのトッピング、中華料理に使われる食材という印象しか私は持っていなかったし、身近なところではレモン色のオーギョーチーや白い杏仁豆腐の上に散らされているぐらいしか利用方法を知らない。だから、あるだけで一気にアジアっぽさを醸し出すこの赤い実は”枸杞の実”という呼び方の方がしっくりし、横文字で”ゴジベリー”と呼ぶことに違和感を感じたのだ。しかし、木の枝に一列に並んで生っている状態の写真を見てみると、まるでアセロラのような可愛らしさで、これなら”ゴジベリー”でもいいっか・・・と許してしまうくらいキュートな実である。
枸杞は英語でgoji berry またはchinese wolf berry ともいい、学名は lycium chinese である。その名の通り、古来ヒマラヤや中国から伝わる自然界の健康植物で、滋養強壮、疲労回復、肝臓の回復と保護などの効能から、漢方薬やビタミンCを多く含むクコ茶として用いられていた。
そんな素晴らしい食材であったのに、さらなる昇進を果たしてスーパーフードと格付けされた理由は、この実に強い抗酸化作用があり、常に食べ続けていると紫外線によるシミができにくい体になるという発見からだった。さすが医食同源の中国食材・・・と思ったが、新たなこの科学的事実を発見したのは日本の化粧品メーカー資生堂だというから日本人として鼻の高い話である。皮膚がんや美肌の効能の発見は、もともとメラニンの少ない白人を飛びつかせることになった、ということなのかもしれない。
先日のあさイチによると、紫外線を浴びてもシミにならないために摂取する量は、一日に5g(約28粒)なのだそうだ。和食、イタリアン、中華の料理人によって28粒を採ることのできる料理が紹介されていたが、毎日そんな料理を作るなんて私には全く無理な話。朝はシリアルやヨーグルトを食べているという人なら、ドライフルーツとして枸杞の実を採ることもできるかもしれないが、そうでない人はどうやって摂取するのがいいのだろう。摂取したいのは山々なのだが、私の食生活ではどのようにするのが毎日継続していける食べ方なのか全くわからない。
韓国国内で多くの賞を総舐めにした韓国ドラマ『星から来たあなた』の中で私が深くのめりこんだのは、ドラマの内容よりもキム・スヒョン演じるト・ミンジュンのキッチンだった。スタイリッシュで整然としたキッチンの、これまた素晴らしいサムスンの大型冷蔵庫の引き出しに真っ赤な実が入っている容器があった。私の大好きなオランダのメーカー「ブラバンシア」のその筒型保存容器にばかり意識が向いていたが、中身は枸杞の実なんじゃないかと想像し、ト・ミンジュンはこれをどうやって料理に使うのか気になった。お粥に入れるのか、サムゲタンでも作るのか・・・と。
これほどのアンチエイジングな食材だと発見される前は、枸杞の実は赤くて可愛いので、お気に入りの保存容器に入れて目で楽しもうかと思ったりしたが、今となっては中国や韓国の人がどのようにして日々の食生活に枸杞の実を取り入れているのか気になってしょうがない。
ベリーの仲間なんだし、ミックスベリージャムを作るときに加えてみようかな?
レーズン代わりにクルミなどのナッツ類と一緒に生地に練りこんでパンにしたらどうなのかな?
もしレーズンの代わりになるなら、カボチャのサラダに入れてみてはどうかな・・・?
枸杞の実の抗酸化作用を発見した本家本元の資生堂では、「ピュアホワイト」という名前で枸杞の実のドリンクと錠剤を販売している。ライチの味もするようだからライチ好きな私の口に合うだろう。
ドリンクは10本で2700円(税込)。1日1本なので1日あたり270円、30日で8100円だ。錠剤は240粒で4320円(税込)。1日8粒なので1日144円、30日で4320円だ。1日に28粒のクコの実はちょっとハードルが高いなぁ・・・と思っている私にはサプリの方が確実な気がする。これで紫外線の脅威から少しは逃れられるなら、ちょっと自分に投資してみようかしら。効果のほどは夫の目に聞いてみよう。ま、連れ添って25年も経てば関心薄いだろうけど。
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